壮年会のお知らせ

ご承知のように、ここ3ヶ月に亘り新型コロナウィルス肺炎の蔓延により、世の中は騒然となりました。半年前には想像もつかなかったことで、これまでに開かれていた様々なイベントや催し等のほとんどが中止に迫られるほど厳しい事態となりました。
皆さまの健康を鑑み、引き続き今月も壮年研修会を中止といたしました。次回については改めて検討したいと思います。
振り返ると私たち人類には、思いもしない難事に幾度となく会い、それを潜り抜けてきた歴史があります。親鸞聖人の時代にも災害・疫病等の難は何度も起こっております。ご存知のように災害等で途方にくれている関東の門弟達に宛てた親鸞聖人の手紙が御消息集に残っています。その中に、難事に会った人々への見舞いの言葉に次いで、「ただし生死無常のことわり、くわしく如来のときおかせおわしましてそうろうゆえは、おどろきおぼしめすべからずそうろう」という言葉をかけておられます。(訳)「けれども生死無常の道理はすでにくわしく如来様が説いておられることなのですから、改めて驚かれるには及びません」と。関東の門弟達はこのお言葉によって現実に立ち返り、難関を乗り越えていったという言い伝えがあります。
この世の現象には自分が確かと思い込んでいる分別を問い返すはたらきがあります。これまで育てられ頂いてきた信心は、この世の事象によって深められ、より確かなものへ鍛えられてゆくものです。
私は今、自分の様々な予想や見通しの浅さや、甘さを思い知らされています。ありがたいことです。今後も身に及んでくる現象を避けることなく、教法を因とし、世間の出来事を縁として、歩みを進めて参りたいと願っております。
尚、これまで学んできた『正信偈』がまもなく終了します。その次のテキスト及び今後の会の持ち方等についてご意見をお聞かせ下さい。
合掌

2020年04月07日